INTERVIEW #12
佐藤 康男さん
有限会社 平山木材工業
Interview with
a Forest Worker
今回林業研修所で講師として活躍されている 佐藤康男さんにお話を伺いました。
恩師の講義を受けたことがきっかけです。現場での経験だけでは知らないことがたくさんありました。
現場では我流の伐り方になってしまうこともあります。安全な林業を知ってほしいという思いで講師業をはじめました。
受講生が理解し納得して帰っていく姿を見ることですね。講義では毎回質問を受けますが様々な視点からの質問があり、講師としてもとても勉強になります。次回の講義を行う時にもっとわかりやすく伝えられるように工夫しています。
林業の現場ではひとつとして同じ現場はありません。問題への対処方法が複数あっても、講義の場では全てを伝えきれないことがもどかしいですね。受講生に安全に林業を行ってもらえるように、できる限りのことは伝えていきたいと思っています。
仕事がない時にはご近所の木の手入れの手伝いをしたりもします。
私は動物が好きなので、保護犬のイベントに参加したりもしますね。自宅でもたくさんの動物を飼っているので、林業のイベントへ連れて行ったこともありました(笑)
木を倒すことはとても難しく、一朝一夕ではできません。林業の世界では、いかにして自分の身を守りながら技を習得するかがとても大事になってきます。
森林は水を蓄え、土砂崩れを防ぎ、山だけではなく海や私たちの暮らしを守ってくれる、そんな存在です。みなさんには安全な林業を身につけて、未来の自然を、山を、林業を守っていってほしいなと思っています。
有限会社 平山木材工業
佐藤 康男さん
大分県豊後大野市出身
40代・12年目
普段は林業の仕事をしながら、講師も行なっています。
#講師 #伐採
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