
INTERVIEW #17
上田 潤さん
合同会社 コノミ林業
Interview with
a Forest Worker
もともとは地元(福岡県添田町)の町役場で公務員として働いていました。転機となったのは、福岡県庁の「地域振興」の部署へ出向した2年間です。そこで地域活性化の仕事に携わるうちに、「行政の立場からできることには、どうしても限界があるな」と感じるようになりました。
自分の住んでいる場所はいわゆる過疎地域です。でも何もない場所だからこそ、ここで新しい仕事を生み出すことができれば、若い人たちが地元に残ってくれるかもしれないと考え公務員からの転職を決意し、新たな道へと踏み出しました。

作業が終わった後に山を見ると達成感があってとても気持ちがいいです。自然の中で働くことができることが1番の魅力です。
(合)コノミ林業では造林を主として行なっています。大分県北部では鳥獣害対策として近年主流となっている、ツリーシェルターを設置しています。
造林はチームでサポートをしながら自分のペースで進めることができます。子どもの体調が悪いときもお休みをいただくこともできますし、その分別の日に仕事を調整しています。
そういった意味では、仕事と家庭のバランスが非常にいい感じで取れることも魅力ですね。

「林業で大変なことある?」と良く聞かれるんですけど、本当に何もないんです(笑)
活動量は多いので肉体的には疲れますが、疲労よりも達成感の方を強く感じますね。自然と体も締まってきて、ジムにいく必要がなくなりました。
ですが強いて言うなら、やはり夏の暑さは厳しいものがあります。
夏場は、苗を植えた場所の草刈りを行なっていくのですが、日陰がほとんどない場所での休憩になることもあります。暑さ対策として、空調服を着ることと、水分補給・塩分補給をこまめに取ることを意識しています。

子どもの学校行事への参加や、林業と並行してグランピング施設『星TO虹』の運営を行なっています。
『星TO虹』は、自宅の周りの水田の段差を利用してテントを張って、1日限定3組のグランピング施設です。地元添田町の食材を使用したBBQを提供したり、田舎体験ができるプログラムをご提供しています。

私は林業と自営業の兼業ですが、林業はいろんな組み合わせの働き方ができる仕事です。特に造林業では計画性を持って取り組めば、生活とのバランスを取りやすい働き方でもあります。働き方の選択肢のひとつとして、ぜひ林業を選択してもらいたいです。
私は林業を始めて家族の時間を取ることができるようになりました。自然の中でのびのびと働くことができて、本当に転職して良かったと思っています。

合同会社 コノミ林業
上田 潤さん
福岡県添田町出身
40代・1年目
添田町でグランピング施設を経営。4児の父。
#造林

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